カテゴリー: Residency Programmes

ヨンチア搬出と帰国

いよいよ展覧会も終了、搬出です。

その前に、ハレバレ写真さんにお願いして、帆立貝のシリーズを撮影します。

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そしてパッキング。

マレーシアの郵便システムは信用できないので、なるべく手で持って帰りたいそうです。

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最後にS-AIR事務所へ。

なんとカニの甲羅の作品を、事務所に寄贈してくれました。

ヨンチア!本当に良いの!?

ありがとう、大切にします。

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ヨンチアはこのまま飛行場へ。

マレーシアへと帰国していきました。

セカンドS-AIRとして、最近来ていたアーティストよりもキャリアのあるヨンチアに今回滞在制作をしてもらいました。

やはり、制作への姿勢や展覧会の完成度など、一味違う、、、

受け入れ側としても、初心を取り戻し、気持ちを新たにする良い機会となりました。

ろうけつ染めとバティック

インドネシアが有名ですが、実はマレーシアもバティックが非常に盛んです。ヨンチアも数回は経験があるようですが、本格的な作品制作はしたことがないそう。

インド発祥でアジア各地に広まったので、日本のろうけつ染めが近しい方法で作られているのも不思議なことではありません。

チャンティンという溶けたロウをたらす道具をマレーシアから持参してきたヨンチア。

日本でろうけつ染めについてリサーチを重ねて、バティックとのハイブリッドな制作方法にたどり着きました。

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マリヤ手芸店でも道具を見せたり、染料の違いについて聞いたり、いろいろとリサーチを行いました。制作に関する材料、道具類は全てこのお店で揃えることができました。

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芸術の森美術館の染色工房でもリサーチを行いました、ご協力ありがとうございました!

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ヨンチアひたすら東へ、、、

ヨンチアが強行軍で道東へ。

自国マレーシアとは正反対の気温、環境である北海道の冬で、住んでいる人たちがどんな生活をしているのか、寒い地域や季節における熱、暖かさとは何なのか、いろいろ体験して調査したいと話していたヨンチア。

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北海道なら流氷を押さえておかねばと、バスに揺られてはるばる網走へ。

季節的には終わりかけていましたが、なんとか実際の流氷を見ることができました。

流氷の中を進む船など、こと地域で暮らす人の営みを間近で見ていろいろと思うところがあったようです。

北方民族博物館などにも訪れることができました。

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北海道民でも実はまだ流氷を見たことがない、という方も多いのではないでしょうか!?

WJ福島へ

ウォレンとジェームス離札です。早朝に雪の天神山を脱出します。
一ヶ月弱の短い滞在でしたがたくさんの方々にお世話になりました!

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来日前は滞在期間も長いと思ったようですが、来てみると全く足りないと感じたそうです。

また来日してリサーチを継続したいと話していました。

まだまだ20代の若い彼らには驚きの経験の連続だったのではないでしょうか。

この後、アーティストの竹内公太さんなどに案内していただいて、福島を周ってからそのままイギリスへ帰ります。

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小野有五さんにお話をお聞きしました、ダーツも→

先日のトークに先立って、午前中にウォレンとジェームスは小野有五さんにお会いしていろいろとお話をうかがってきました。

札幌エルプラザで待ち合わせ。

ボランティア活動やNPO活動などをサポートしているスペースがあります。

小野さんは北大で教べんをとられていたこともあり、地理学的な研究をベースにさまざまな活動を行っています。

http://wwwgeo.ees.hokudai.ac.jp/~ono/index.htm

そういったバックグラウンドから、泊村の原子力発電所の危険性についてお話いただきました。

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完成したばかりのパンフレットも見せていただきました。

3/11あたりは集会や講演などお忙しいところをありがとうございました!

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夜は天神山でこんな一幕も、、、

竹内さんが自身の活動や考えていることについて、滞在アーティストに紹介してくれました。

(3/11の竹内さんのトークはほぼ日本語で行われたので、、、)

ウォレンとジェームスだけでなく、ヨンチア夫妻も興味津々といった様子でいろいろと質問していました。

そして、ここ数週間のプレッシャーから解放されたウォレンとジェームス、イギリス風の店を見つけたから行こう!とみんなで外出。

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ダーツ!

滞在中に初めて見せた、ホーム感。

非常にリラックスしていました。

そんな札幌最後の夜でした。

WJ展覧会スタート!トークイベント

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撮影:ハレバレ写真

さっぽろ天神山アートスタジオの展示スペースで、ウォレンとジェームスの展覧会も始まりました。

二人の滞在中のリサーチを視覚化して、シンプルに展示したものです。

札幌ではなかなか見る機会の少ないスタイルの展覧会ではないでしょうか。

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泊村、幌延の他に、彼らが継続的にリサーチを行っている、イギリスはブラッドウェルのものもあります。

トークイベントにもたくさんのご参加をいただきました、ありがとうございます!

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ジェームスはここ一週間くらいずっと緊張していました。

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震災から6年が経ち、日常から確実に記憶が遠くなってきていますが、核や放射能は様々なレベルで私たちの生活に存在し続けています。核の存在(放射性廃棄物を含む)は、その性質ゆえ、何十万年先まで考えなくてはいけない存在です。

近年、多くのアーティストが、人間の活動が地球に地質学的なレベルの影響を与えていることを示す人新世の視点で制作を行っています。

ウォレン・ハーパーとジェームス・ラヴィネットは、四半世紀ぶりに原発新設計画が予定されているブラッドウェル原発周辺地域の住民たちと関わりあいながらプロジェクトを進めているキュレーター&アーティストです。

高レベル放射性廃棄物の地層処分研究開発を行っている施設は日本でも2箇所のみですが、そのひとつである幌延新地層研究センターやその周辺地域の酪農家等、泊原発建設が計画された時期から周辺の海水温を図っている市民科学者などを訪問した際の調査の映像や資料等を、ブラッドウェルでのプロジェクトと併せて構成した展覧会とアーティスト・トークを開催します。

ふたりが英国で取り組んでいる、ブラッドウェル・オン・シー原子力発電所周辺地域でのプロジェクトについてや、幌延深地層研究センターや泊原子力発電所周辺地域、北海道における代替エネルギーの取り組み、また、地元の住民、農家、市民科学者、活動家の方たちへの取材など、日本での滞在制作・調査について発表します。

S-AIR Exchange Programme 2016 冬期 

ウォレン・ハーパー&ジェームス・ラヴィネット 展覧会

VISUAL RESEARCH ヴィジュアル/リサーチ

会期 2017 3/10-3/16  3/13休み

時間 10:00~19:00

●イベント 3/12 アーティスト・トーク 15:00~16:30

@さっぽろ天神山アートスタジオ 

備考 入場無料

会場 さっぽろ天神山アートスタジオ北海道札幌市豊平区平岸2条17丁目180)

Tel 011-820-2140

●招へい作家 

1)ウォレン・ハーパー | Warren Harper

主にアーティストとの協同による長期プロジェクトを展開し形にする、キュレーター/リサーチャー。キュレーターとしての最新のプロジェクトは、ジェームス・ラヴィネットとのMigrating Origins (2014) 、ジョナサン・ウェストンとのDigital Voices (2015) 、ショーン・C・バドハムとのMORNING (2016)、ステファニー・サットンとのエセックス・アーキテクチャー・ウィークエンドでのトークプログラムがある。YoHaCritical Art Ensemble、アーツ・カタリストのコミッションによる、「Wrecked on the Intertidal Zone」のためのリサーチや、フォーカル・ポイント・ギャラリーの主導によるRadical Essex プログラムのためのモダニスト建築に関するリサーチも担当。現在は、アーティストのジェームス・ラヴィネットと共に、核をめぐる文化に関する長期プロジェクトに取り組んでいる。以前は、エセックス州サウスエンド市のTAP(Temporary Arts Project) でアシスタント・ディレクターを勤めた。

www.warrenharper.info

2)ジェームス・ラヴィネット | James Ravinet

アーティスト、キュレーターとして活動し、領域横断的な共同活動の方法、著作者は誰なのかという認識を揺るがすことに関心がある。2016年ロイヤル・カレッジ・オブ・アートのMoving Image Programmeを修了し、アーティストとしては、The Old Waterworks (2016)Royal College of Art (2016)Jerwood Space (2016)Firstsite (2015)Dyson Gallery (2015)Light Eye Mind (2013)等、ロンドンやコルチェスターのギャラリーで展覧会を開催している。これまで手がけたキュレーションは、ウォレン・ハーパーとのMigrating Origins (2014)がある。現在サウスエンド・オン・シーのフォーカル・ポイント・ギャラリーで、オフサイトプロジェクトのアシスタント・キュレーターを務める。個人としての現在の活動は、エセックスにおける核をめぐる文化に関する長期プロジェクトにウォレン・ハーパーと取り組んでいる。
www.jamesravinet.com 

●関連イベント

AFTER AIR シリーズ 「竹内公太 アーツ・カタリスト滞在制作報告会」

日時 2017 3/11 15:00~16:30 

@SIAFラウンジ 入場無料 (共催:SIAFラボ

連携団体

アーツ・カタリスト

アートと科学の分野でのユニークな取り組みや意欲的なプロジェクトを企画し、イギリスでも特異な活動を試みる美術団体。22年間の活動で、Tomas Saraceno、Aleksandra Mir、Critical Art Ensemble、Jan Fabre、Otolith Group、Marko Peljhan等によるプロジェクトを含む、120以上のプロジェクトを手がけ、イギリスを拠点に世界中で多くの展覧会やイベントを開催する。科学分野に関わるアーティストの活動のサポートや、問題提起のための対話を促すなど、この分野において率先的な活動を行う。http://www.artscatalyst.org

お問い合わせ

特定非営利活動法人S-AIR

http://www.s-air.org

info@s-air.org 

060-0906 札幌市 東区北6条東2丁目2-10 3F-A

011-299-1883

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S-AIR Exchange Programme 2016

主催/特定非営利活動法人S-AIR、北海道教育大学岩見沢校

連携団体/Arts Catalyst, Rimbun Dahan, Run Amok Gallery

助成/平成28年度 文化庁 アーティスト・イン・レジデンス活動支援を通じた国際文化交流促進事業、Arts Council England

招聘協力:小田井真美(さっぽろ天神山アートスタジオAIRディレクター)

滞在制作コーディネート:さっぽろ天神山アートスタジオ

協力/さっぽろ天神山アートスタジオ、SIAFラボ、北海道教育大学アーツ&スポーツ文化複合施設HUG

竹内公太AIR報告会

アフターAIRシリーズと題し、AIRを経たアーティストにその経験や変化について話してもらう企画です。

昨年S-AIRがイギリスに派遣した、竹内公太さんを福島からお招きして、トークイベントを開催しました。

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内容は、アーツ・カタリストでの滞在制作、リサーチのお話。
また、竹内さんの過去作品や、福島第一原発を扱った作品や現在の福島の状況などについてもお話いただきました。

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奇しくも3/11が開催日となり、たくさんの方々にお越しいただきました。

ウォーレンとジェームスとは、ロンドン滞在時にアーツカタリストで話をしているようです。

この後二人は福島へ行って、現地にお住まいの竹内さんにいわき市などを案内していただく予定です。

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