カテゴリー: Daily Log

幌延深地層研究センター

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翌日は隣町の幌延深地層研究センターを見学しました。

https://www.jaea.go.jp/04/horonobe/

高レベル放射性廃棄物の地層処分技術に関する研究開発を行っている施設です。

この施設自体は研究を目的として作られたものですが、久世さんたちは、一つ施設があることでなし崩し的に処理場など他の施設も作られるのでは、と反対運動を行っています。

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全部で2時間半の施設見学ツアーです。

施設の方から概要などを英語で説明していただいてツアーに出発。

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他の国の状況などもパネルや展示物でわかりやすく解説されていました。

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その後はいよいよ、調査研究のために掘られた深度350mの坑道へ入り見学です。

着替えています、二人ともけっこう似合う。

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ウォレンはヘルメットにビデオカメラをとりつけてツアーすべてを録画。

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ジェームスも映像で記録しています。(3脚まで持参!)

さすが、、、

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地下坑道の中は涼しく、湧き水がたくさん出ていました。

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来日直後にいきなり二日間の濃厚なリサーチとなりました、帰りのバスでは二人とも爆睡でした。

ご協力いただいた方々、ありがとうございました!

どのような形で作品として結実するのか、長い目で見守っていただけるとありがたいです。

どうぞお楽しみに。

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豊富町で核関連施設の問題に取り組む酪農家の久世さんを訪ねました

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時差ボケもままならないうちに寝かせられ、翌日7時に起こされた二人。

一路高速バスで5時間、豊富町の酪農家で核関連施設の問題に取り組む久世薫嗣さんを訪ねました。

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久世さんが運営されている工房レティエ。

豊富の牛乳や有精卵の卵の黄身で作られたアイスクリームやチーズをいただきました。

普段食べているものと味がまるで違います。

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店の奥にはチーズをつくる工房がすぐ見られます。

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こういった反対のフラッグ作りも進めています。

協力してくれるお店に置いてもらったり、大きな旗は農家の人の敷地に立ててもらったりして、地域住民の、核関連施設に対する反対の意思を可視化することを行っています。

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ウォレンとジェームスは、原子力発電所など核関連施設がもたらす地域コミュニティへの影響や、地域で起こる反対や賛成の運動、反応などを調査して作品化しています。

久世さんにお願いして豊富町で、隣町にある幌延町の幌延深地層研究センターに対する反対活動を行っている人たちからお話をお聞きすることができました。

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アーティストとして、基本的にはニュートラルな立場で問題と向き合いたい、という二人ですが、生活や命をかけて反対運動をしている人たちからは、そんな宙ぶらりんな態度で臨まれても、、、という一幕も。

現在もイギリスではブラッドウェル原子力発電所の周辺地域で長期プロジェクトを継続中の二人。二年以上かけて、地域に寄り添いながら活動しています。

地域に対する共感やリスペクト無しにはプロジェクトは行えないし、作品のために地域のことを単に利用したり、軽く扱ったりするつもりは毛頭ないと誠実に答えていました。

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その後は久世さんの牧場の牛をいただきしゃぶしゃぶの夕食!

臭みや脂が全然ありません、いくらでも食べられる、、、

残念なのはベジタリアンのウォレン。

白菜、豆腐、白飯と、真っ白な夕飯でした。

でもきっと雰囲気だけは伝わったはずです。

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そして豊富と言えば、温泉!

世界的にも珍しい、原油を含んだ温泉。保温保湿効果が高く、肌に良いそうです。湯治でも有名。

ただし、原油のにおいが強い、、、

温泉初体験の二人はファンタスティックと喜んでいましたがさすがに特殊すぎるので、後日もうすこし一般的な温泉も体験させなければ。

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久世さんは、保養として福島の子供達を受け入れて短期間生活してもらう活動もしています。

そこで利用されているスペースに泊めていただきました。

夜は完成間近という幌延の問題や久世さんたちの活動を扱った島田恵さんの映画のDVDを見せていただきました。

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ウォーレンやジェームスのイギリスでの活動もフランスや幌延、六ヶ所村とつながった共通の問題でした。

初日から盛りだくさんの非常に濃いリサーチとなりました。(二人はまだ来日2日目!)

ようこそ!ウォレン&ジェームス

S-AIRの今年度ラストを飾る冬期レジデンシーアーティスト二組目がUKから到着しました。

連携機関でもあるアーツカタリストから派遣されてきた、ウォレンとジェームスの二人組!

キュレーションやリサーチがメインのウォレンと、写真や映像などの作品作りがメインのジェームスの二人が核関連施設などのリサーチを行います。

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今回、通訳やコーディネートでお世話になるゼフさんともやっと会えました!

二人はまだ20代と若い!

扱っているテーマは複雑ですが、素はシャイなハニカミUK男子。

どうぞみなさんよろしくお願いいたします。

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二人の歓迎会は2/22(水)の19:30〜

さっぽろ天神山アートスタジオで開催予定です。

二人のこれまでの活動なども紹介してもらいます。

どうぞお越しください!

※ふたりは滞在中、Arts CatalystのInstagramをハイジャックします。Facebookページでもご覧いただけますので是非チェックしてみてください。

https://www.instagram.com/artscatalyst/

https://www.facebook.com/TheArtsCatalyst/

 

1)ウォレン・ハーパー | Warren Harper

主にアーティストとの協同による長期プロジェクトを展開し形にする、キュレーター/リサーチャー。キュレーターとしての最新のプロジェクトは、ジェームス・ラヴィネットとのMigrating Origins (2014) 、ジョナサン・ウェストンとのDigital Voices (2015) 、ショーン・C・バドハムとのMORNING (2016)、ステファニー・サットンとのエセックス・アーキテクチャー・ウィークエンドでのトークプログラムがある。YoHaCritical Art Ensemble、アーツ・カタリストのコミッションによる、「Wrecked on the Intertidal Zone」のためのリサーチや、フォーカル・ポイント・ギャラリーの主導によるRadical Essex プログラムのためのモダニスト建築に関するリサーチも担当。現在は、アーティストのジェームス・ラヴィネットと共に、核をめぐる文化に関する長期プロジェクトに取り組んでいる。以前は、エセックス州サウスエンド市のTAP(Temporary Arts Project) でアシスタント・ディレクターを勤めた。

www.warrenharper.info

2)ジェームス・ラヴィネット | James Ravinet

アーティスト、キュレーターとして活動し、領域横断的な共同活動の方法、著作者は誰なのかという認識を揺るがすことに関心がある。2016年ロイヤル・カレッジ・オブ・アートのMoving Image Programmeを修了し、アーティストとしては、The Old Waterworks (2016)Royal College of Art (2016)Jerwood Space (2016)Firstsite (2015)Dyson Gallery (2015)Light Eye Mind (2013)等、ロンドンやコルチェスターのギャラリーで展覧会を開催している。これまで手がけたキュレーションは、ウォレン・ハーパーとのMigrating Origins (2014)がある。現在サウスエンド・オン・シーのフォーカル・ポイント・ギャラリーで、オフサイトプロジェクトのアシスタント・キュレーターを務める。個人としての現在の活動は、エセックスにおける核をめぐる文化に関する長期プロジェクトにウォレン・ハーパーと取り組んでいる。
www.jamesravinet.com 

愛の詰まった海産物のプレゼント

ハッピーバレンタイン!

というわけでヨンチアに愛の詰まったカニのお届けものが。

カニ探しに難航するヨンチアの投稿を見て、カニの差し入れをいただきました、ありがとうございます!!

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なんと、甲羅だけじゃなくて中身の詰まったものまで!

今夜はカニパーティー?

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焼きガニの再利用でも良ければ、とこれ。

立派ですねえ。

あとはヨンチア、展覧会へ向かって前進あるのみ!!

カニの甲羅募集!

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3/10からの展覧会へ向けてガシガシ制作中のヨンチアですが、肝心のカニの甲羅が足りていません!

大きければ大きいほど、良いそうです。

しかし大きいカニは、高い、、、

カニの甲羅が手に入った方は、中身付きでも構いません。

ぜひヨンチアの制作にご提供ください。

こちらはカニの甲羅に油彩で描かれた過去作。

こんな作品がズラッと並ぶ様子が見たくありませんか!?

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台湾からのリサーチャーのインタビュー

先日、台湾のアートプログラマー/コーディネーターのChou Yun Ju(チョウ・ユンジュ)さんが、S-AIRにいらっしゃいました。

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(左からS-AIR代表の柴田、ユンさん、通訳の太田さん)

彼女はトーキョーワンダーサイトのレジデンスプログラムを利用して、日本のAIR団体に関するリサーチを行っています。

1999年から活動しているS-AIRは、国内のAIR団体の中でも古株にあたるので、遠路はるばるインタビューのために訪れてくださいました。

インディペンデントなAIR組織でありながら、フルサポート型のAIRを行うS-AIRの活動スタイルに、強く興味を持っていたユンさん。

設立経緯に始まって、ファンディングや公募アーティストの選考基準、

さらに、連携プログラムを実施しているイギリスのArts Catalystやヨーロッパの若手キュレーターズ・ネットワークのような海外とのネットワークについてなど、熱心な質問が続きます。

(ちなみに「なぜ17年も続けてこれたのか?」という質問に対して、柴田が「It’s miracle!」と答えてからのやり取りが、このインタビュー中で妙な盛り上がりを見せた一場面でしょうか。)

1時間ちょっとの駆け足インタビューでしたが、ここからまた新しいネットワークが生まれていくといいですね。

ユンさん、またどこかで!

 

荒巻義雄さんの事務所へお邪魔しました。

SFについてのリサーチをしているソニア。

札幌でSFについて調べるなら「この人を置いて他にはいない!」ということで、日本を代表するSF作家である荒巻義雄さんとの面談が実現いたしました。

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札幌時計台ギャラリーのオーナーでもある荒巻さん。

スペイン人のソニアが来るということで、ダリの絵を飾って待っていてくれました。

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『柔らかい時計』は荒巻さんの初期の代表作ですが、そのタイトルはダリの『記憶の固執』からきています。

SFの新しいジャンルを作り出すために、「元々ダリが好きだったこともあって、超現実主義(シュールレアリスム)とSFはつながるなと思って取り入れた」と、お話してくださいました。

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1時間弱の面談でしたが、荒巻さんの考えるユートピアとは?日本のSF作家は何世代くらいに分かれているのか?『紺碧の艦隊』は日本社会でどのように受け取られたのか?

などなど、

ソニアの質問に対する荒巻さんの答えはどれもこれも密度の濃い内容で、広大な脳内世界を垣間見るような時間に。

最後にサイン入りの著書までいただき、ソニアもとても喜んでおりました。

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このインタビューについて、自身が参加しているキュレーターズ・ネットワークのブログに早速アップしていたソニア。

“Reality is too fast to be caught by fiction” Yoshio Aramaki

と始まる彼女のブログ、ぜひチェックしてみてください。※荒巻さんの回はこちらから

荒巻さん、コーディネートしてくださった三浦さん、お忙しい中貴重なお時間をいただき、どうもありがとうございました!