コールド・ベイビー

あれよあれよという間に今日最終日となったハスリンさんとイーリアンさんの展覧会。ほぼ同時に札幌に到着した二人ですが、滞在制作へのアプローチは全く違います。

イー・リアンさんの制作や作品については、今までほとんど書いてきませんでした。
そもそもご本人が「わからない〜、たぶん〜、でも〜」の間を行ったり来たりして、その間にこれは「実験というか、練習で…」といいながら色々したり(例:木にぶら下がる、山に登る、踊る、スマホで事故死体の写真を見る)、何かお手伝い出来ないかと聞いても「あれが必要かもしれない〜、でも要らないかもしれない〜、でも〜」と言うばかり。

札幌いちご会の小山内美智子さんと

傍から見ていると前に進んでいる「てごたえ」は全くありませんでしたし、12月に入ってからは「一週間展覧会が遅れれば、完成させられるんだけど…」などと言い出す始末で、ご本人にも進んでいる手応えがないみたいで、「焦ったー!落ち込んだー!鬱だ−」が続きます。困ったなぁ。

札幌華僑会館前で

ひとつには札幌の早い日暮れに身体が慣れていかないらしくて、14時ぐらいになると焦りモードに陥ります。実際に視覚が辛いらしいので、懐中電灯なしで歩くのは辛い様子。でも起きてくるのが11時では活動できる時間は短すぎるし、大丈夫なのかな〜と、他人事ながら心配でした。

気になったので。ハスリンさんに聞いたら、「私が毎晩マレーシアの家族に電話する頃になると、イー・リアンは家を出て行くんだ…真夜中すぎて2時ぐらいに戻ってきますよ」とのこと。ご本人に聞くと「そうそう、ハスリンが家族と話している声がする頃に家を出て、豊平川べりをぶらぶらしながら、撮影してます。」

モエレ沼のガラスのピラミッドで

では夜を作品にするのかといえば、そうでもないらしく札幌ならではの雪を取り入れた作品を作るということで、天気とにらめっこしながら、制作に入っていきました。

時間は限られている!
この日は札幌中心部でマイナス七度!アチョー!

他のことについてはネタバレをしすぎない程度に、イー・リアンさんのインスピレーションに関わっているのではないかと思える写真をこちらに載せておきます。詳しくは文末に今日が最終日(!)の展覧会の情報やステートメントへのリンクを載せておきますので、ご覧いただければ幸いです。

本日12月15日は、S-AIR満20年とレジデント100人目を記念して、イー・リアンさんとハスリン・ビン・イスマイルさんの展示の最終日です。なえぼのアートスタジオによるオープン・スタジオも同時開催しています。札幌中心地は雪が降っていませんが、会場は吹きさらしの苗穂です。駅から歩いていらっしゃる方はどうぞお気をつけて。暖かい部屋もありますので、どうぞいらしてください。

S-AIRでは、資源節約と環境保護のために、当イベントはペーパー・レス化をすすめています。
今回の展覧会とアーティストステートメント等はこちらからご覧ください。
またなえぼのオープンスタジオや18時からのクロージングパーティーに関しては、こちらより詳細をごらんいただけます。
ウェブサイトからPDF版のフライヤーもダウンロードできますので、よろしくお願いいたします)

コールド・ベイビー」への1件のフィードバック

  1. Chieko Makino 2019-12-19 — 17:56

    作品を観て、この文章を読んで、点と点が少し繋がりました。

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