台湾からのリサーチャーのインタビュー

先日、台湾のアートプログラマー/コーディネーターのChou Yun Ju(チョウ・ユンジュ)さんが、S-AIRにいらっしゃいました。

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(左からS-AIR代表の柴田、ユンさん、通訳の太田さん)

彼女はトーキョーワンダーサイトのレジデンスプログラムを利用して、日本のAIR団体に関するリサーチを行っています。

1999年から活動しているS-AIRは、国内のAIR団体の中でも古株にあたるので、遠路はるばるインタビューのために訪れてくださいました。

インディペンデントなAIR組織でありながら、フルサポート型のAIRを行うS-AIRの活動スタイルに、強く興味を持っていたユンさん。

設立経緯に始まって、ファンディングや公募アーティストの選考基準、

さらに、連携プログラムを実施しているイギリスのArts Catalystやヨーロッパの若手キュレーターズ・ネットワークのような海外とのネットワークについてなど、熱心な質問が続きます。

(ちなみに「なぜ17年も続けてこれたのか?」という質問に対して、柴田が「It’s miracle!」と答えてからのやり取りが、このインタビュー中で妙な盛り上がりを見せた一場面でしょうか。)

1時間ちょっとの駆け足インタビューでしたが、ここからまた新しいネットワークが生まれていくといいですね。

ユンさん、またどこかで!

 

フェアウェルたこ焼き

二人の送別会を兼ねた、フェアウェルたこ焼き会が開催されました。

何にでも体当たりの体育会系女子、ダナエちゃんは竹串を片手に早速チャレンジ。

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最後にはかな〜りきれいな球体をつくるまでに成長しました。

捩り鉢巻きで、どこかの露店に立っている様子が目に浮かびます。

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一方で、お好み焼きや広島風お好み焼きなど、何故か関西の粉モノ文化に詳しくなっていたソニアも、なんだか気っぷのいい女将さんみたいな感じになっていました。

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背景にはソニアのために(?)日本のSF系アニメのテーマ曲が流れ、カラオケ大会の様相。

 

今回はグイグイと行動するエネルギッシュな二人のレジデントを迎えました。

お世話になった方々、ありがとうございました!

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ダナエのオープンスタジオ

いよいよ今週末までとなりました、ダナエのオープンスタジオ。

会期初日よりも、グルーガンドローイングによる人形が増えています、どうぞお見逃しなく!

本日は作品の写真撮影も行いました。

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ラッチャンダナエ・エン | Rithchandaneth Eng
1993年プノンペン生。カンボジアのSETECインスティチュートのデザイン学部を卒業、ササ・アートプロジェクツが主催するホワイトビルディングで美大卒業生向けの現代アート上級コースに参加。その後、ホワイトビルディング・コレクティブのメンバーとして活動する。エンは、ビデオ、写真、立体作品やインスタレーションを用いた制作を行う。2015年には、ニューヨークのヴァーモント・スタジオ・センターでのレジデンスに参加した後、ササ・アートプロジェクツのPisaotレジデンスプログラムに参加した。これまでには、『Poetic Topographies』(ササ・バサック)、『The White Building and The City』(キャロル・シェン・ギャラリー)等、カンボジア、フランス、アメリカでのグループ展等に参加。

連携団体> ササ・アート・プロジェクツ | Sa Sa Art Projects
実験的なアート活動の実施を目的としたプノンペンの唯一の非営利アーティスト・ラン・スペース。2010年にカンボジアのアーティスト集団Stiev Selapakにより設立され、ホワイト・ビルディングと呼ばれる歴史のある賑やかな集団居住地を拠点としている。
カンボジアの地元アーティストを中心に、国内外のアーティストを招へいし、6~8週間ササ・アート・プロジェクツのスペースで暮らしながら活動を行うことができる、実験的なレジデンスプログラムを実施している。展覧会に向けた制作をすることよりも、地域における対話に焦点を置く革新的なプログラムに取り組んでいる。

●オープンスタジオ
「ラッチャンダナエ・エン オープンスタジオ」
会期 8月26日(金)~9月4日(日)
開館時間 12:00-20:00(火曜日定休)
※作家滞在時間 14:00-18:00

●会場
北海道教育大学 アーツ&スポーツ文化複合施設 HUG
札幌市中央区北1条東2丁目4番地 札幌軟石蔵
Tel  011-300-8989

S-AIR Exchange Programme 2016
〈主催〉特定非営利活動法人S-AIR、北海道教育大学岩見沢校
〈助成〉文化庁 平成28年度 アーティスト・イン・レジデンス活動支援を通じた国際文化交流促進事業
〈協力〉さっぽろ天神山アートスタジオ、北海道教育大学 アーツ&スポーツ文化複合施設HUG、Sa Sa Art Projects、Curators’ Network

[お問い合わせ]

特定非営利活動法人 S-AIR(エスエア)
http://www.s-air.org
060-0906 札幌市東区北6条東2丁目2-10 3F-A
011-299-1883
info@s-air.org

荒巻義雄さんの事務所へお邪魔しました。

SFについてのリサーチをしているソニア。

札幌でSFについて調べるなら「この人を置いて他にはいない!」ということで、日本を代表するSF作家である荒巻義雄さんとの面談が実現いたしました。

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札幌時計台ギャラリーのオーナーでもある荒巻さん。

スペイン人のソニアが来るということで、ダリの絵を飾って待っていてくれました。

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『柔らかい時計』は荒巻さんの初期の代表作ですが、そのタイトルはダリの『記憶の固執』からきています。

SFの新しいジャンルを作り出すために、「元々ダリが好きだったこともあって、超現実主義(シュールレアリスム)とSFはつながるなと思って取り入れた」と、お話してくださいました。

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1時間弱の面談でしたが、荒巻さんの考えるユートピアとは?日本のSF作家は何世代くらいに分かれているのか?『紺碧の艦隊』は日本社会でどのように受け取られたのか?

などなど、

ソニアの質問に対する荒巻さんの答えはどれもこれも密度の濃い内容で、広大な脳内世界を垣間見るような時間に。

最後にサイン入りの著書までいただき、ソニアもとても喜んでおりました。

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このインタビューについて、自身が参加しているキュレーターズ・ネットワークのブログに早速アップしていたソニア。

“Reality is too fast to be caught by fiction” Yoshio Aramaki

と始まる彼女のブログ、ぜひチェックしてみてください。※荒巻さんの回はこちらから

荒巻さん、コーディネートしてくださった三浦さん、お忙しい中貴重なお時間をいただき、どうもありがとうございました!

 

 

ダナエ&ソニアのトークイベント

 

昨日の搬入を終えて、ついにダナエのオープンスタジオが始まりました!

 

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ダナエが、滞在中に日本人と話して感じた、働き過ぎる日本人の心と身体を扱ったインスタレーション作品が並びます。

直接的な内臓の表現は、アジアのアーティストっぽいような気が、、、

ホットボンドやロウソクなど、日本に来ていろいろな素材を試し、インスピレーションを得ました。

 

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夜には二人のトークイベントが開催されました。

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ダナエは、日本での滞在の印象や今回の作品について。また、アメリアカはバーモント州での過去のAIRの作品も紹介してくれました。

 

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ソニアは、海外に広がる日本のオタク文化をヨーロッパのアートの視点から語ったり、自身のテーマでもあるSFについて語ったり。また、母国スペインのアーティストのスタジオ事情なども話してくれました。

 

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実はこの日の打ち上げは、プログラム・ディレクターの橘さんの壮行会を兼ねていました。

文化庁新進芸術家海外研修制度で1年間イギリスへ行くことになりました。

お疲れ様でした、どうぞお元気で!

 

●レクチャー
「ソニア・フェルナンデス・パン&ラッチャンダナエ・エンによるレクチャー」
日時 8月26日(金) 18:30~20:00

●会場
北海道教育大学 アーツ&スポーツ文化複合施設 HUG
札幌市中央区北1条東2丁目4番地 札幌軟石蔵
Tel  011-300-8989

 


S-AIR Exchange Programme 2016
〈主催〉特定非営利活動法人S-AIR、北海道教育大学岩見沢校
〈助成〉文化庁 平成28年度 アーティスト・イン・レジデンス活動支援を通じた国際文化交流促進事業
〈協力〉さっぽろ天神山アートスタジオ、北海道教育大学 アーツ&スポーツ文化複合施設HUG、Sa Sa Art Projects、Curators’ Network

 

[お問い合わせ]
特定非営利活動法人 S-AIR(エスエア)
http://www.s-air.org
060-0906 札幌市東区北6条東2丁目2-10 3F-A
011-299-1883
info@s-air.org

 

ソニアのリサーチ、レトロスペース坂会館など

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本日はリニューアルオープンしたばかりの北海道大学総合博物館へ。

北方圏、アイヌ民族、ロケット、細菌など多岐に渡った展示物が、所狭しと並んでいます。

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暑すぎず、寒すぎず、緑溢れる構内は、北海道の良い季節。

敷地をブラブラ歩きます。

と思ったら、いきなりナンパされるソニア。

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午後はレトロスペース坂会館。

来年の札幌国際芸術祭とのコラボレーションも決まっている、知る人ぞ知るプライベートミュージアムです。

これまでに連れて行ったS-AIRのレジデントも、館長の姿勢に残らず感動して帰ってきています。

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ソニアも感銘を受けたようで、熱心に写真を撮っていました。

ダナエとソニア、苫小牧〜当別ツアー

土曜日は、S-AIRの理事でアーティストの川上りえさん(写真左)が、アテンドをしてくださいました。(写真右から招聘アーティストのダナエ、招聘キュレーターのソニア。)

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↑最初に訪れた、開館3周年記念特別展『Art and Air 〜空と飛行機をめぐる、芸術と科学の物語』が開催中の苫小牧市美術博物館にて。(展示は撮影禁止なので、岡本光博さんの中庭展示横で記念撮影。)

本展には同じくS-AIRの理事でアーティストの伊藤隆介さんが参加しています。

ダナエは主に素材に、SFに興味を持っているソニアは小松崎茂さんが気になっていた様子。

昼食は、学芸員の方に教えてもらった「三浦や」へ。

マンガがズラリと並ぶ本棚をチェックするソニア。

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学芸員さんおすすめの生ちらしは、これで750円!すごい!

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いそいそと撮影。

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ソニアは海鮮大好きっ子なので、いただく様子も手慣れたもの。ダナエは初・天ぷらで、「これ(天つゆ)に全部つけて食べるの?」と確認中。

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(お刺身やタクアンは、天つゆにはつけないよ。)

「Amazing!!!」なランチ体験だったようで、「三浦やLOVE」のポーズで一枚。

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三浦やは苫小牧市美術博物館のご近所なので、お越しの際はぜひ立ち寄ってみてください。

お次は当別にあるりえさんのアトリエへ。

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鉄を素材にしているりえさんの広ーいアトリエは、二人にとってこれまた「Amazing!!!」な場所だったようです。

実際に鉄を切るところをデモンストレーションしていただいて、

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ダナエが初挑戦!

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「OH!ダフトパンク・ダナエ!」(By ソニア)

最初は少し不安げなダナエでしたが、

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さくっとカットしていました。

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そしてそのまま2階へ。ソニアからの「なぜ彫刻を始めたの?」という質問に丁寧に答えるりえさん。

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鉄のかばんもありましたよ。

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「道で襲われても、このかばんがあれば一撃ね」(By ソニア)

そのあとは居間に案内していただいて、これまでの作品を一通り見せていただきました。

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後半は、女性の社会進出に対する周囲の理解のあるなしや、性差についてなど、それぞれアーティスト、キュレーターとして活動する中で感じることについて意見交換。

りえさん、リラックスした時間を過ごさせていただいて、本当にありがとうございました!

夜はCAI02で始まった、ウェンナム・ヤップ展 “The Blind Men and the Elephant, in Sapporo”のオープニングパーティーへ。

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↑左の男性がウェンナムです。

ダナエは初対面の山本雄基さん(前回前々回のS-AIRブログを参照ください)にもご挨拶。

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8/26(金)から始まるオープンスタジオに先駆けて、いくつか作品を制作中のダナエ。(ちなみにテーマは「過労死」だそうです。)

制作にまつわるあれこれをワッと話して、元気良く帰っていきました。

そして、初日26日にはソニアとダナエによるレクチャーがあります。これまでの活動や札幌でのリサーチについて話しますので、皆様ぜひお誘い合わせの上遊びに来てください!

レクチャー&オープンスタジオ詳細はこちら

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