「アートなんて役に立つの?」大学での講義

ハスリンさんとイー・リアンさんで、北海道教育大学岩見沢校での講義です。
S-AIR柴田が教鞭を取る「メセナとファンドレージング」というクラスでした。

「せっかく日本の学校に行くのは初めてだから、なえぼのでのウェルカム・パーティーとは違う話をしたい」との意気込みで臨んだ今回の授業。二人の作品だけでなく、二人の故郷が見えるようなプレゼンを、とのリクエストに応えてくれました。

ハスリンさんは、北海道の大学生から見ると、遠くて想像のしにくいマレーシアについて、わかりやすく地図や伝統工芸との比較を通して紹介。
ハスリンさん世代のアーティストが日本の漫画やアニメから受けた影響は、おそらく今の十代のマレーシア人アーティストや、その前の世代のアーティストが影響を受けたものとも違うのでしょう。

イー・リアンさんは、故郷の温泉地や自分が暮らした村落で起きたジェントリフィケーションや開発について、写真をたくさん紹介。また自分の周りから「アートなんて役に立つの?」と聞かれながらも、家族でアートホテルをデザイン、設計した話などもありました。

学生さんがどんな感想を持ったのか、教えていただきました。
ご本人たちの言葉を直接ご紹介することはできませんが、(私の読み方で)かいつまんでみると…
「中国やマレーシアの一般の人々から見たアートシーンについて、もっと知りたい」
「ファンディングがなかったら、それは作品制作にどう影響するのか」
「今まで外国に対して持っていた偏見が払拭された」
「自分の住む町は大規模な観光開発をされたことがないので、話が新鮮だった」
また、アートについて理解されない状況でどう切り開いていくのか、なぜ制作をはじめたのかをもっと知りたい、などなど、実際に作家の話しを聞くことがなければ、出ることのなかった意見・体験になったのではないかと思います。

さて、授業のあとは、構内オリエンテーション。
美術棟にも様々な手法で制作が出来る施設が揃っていました。
学校の中は迷路のようで、行く先々で卒業展示に向けた制作中の作品群や、品評会中のゼミの間をくぐり抜け、最後は柴田の教育大オフィスに到着。

「ポケットティッシュはご自由に! (いっぱいある)」…冴え渡る柴田節。柴田が今まで関わったアートプロジェクトのものがたくさん置いてあって、とても面白そうでした。教育大の学生さんはぜひ訪ねてみてください!

北海道教育大の皆様、ありがとうございました。

12月13日〜15日は、S-AIR満20年とレジデント100人目を記念して、イー・リアンさんとハスリン・ビン・イスマイルさんの展示を行います。なえぼのアートスタジオによるオープン・スタジオも同時開催です。イベントの詳細についてはこちらです。(資源節約と環境保護のために、当イベントはペーパー・レスでの告知です。ウェブサイトからPDF版のフライヤーもダウンロードできますので、よろしくお願いいたします)

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