アメリカのポートランドで日本人作家を専門にレジデンスプログラムを実施するEnd of Summerとの連携により招へい中の、キュレーターMidori Hirose(ミドリ ヒロセ)によるトークと、S-AIR Award(レジデンス派遣プログラム)派遣作家による報告会「AFTER AIR」をテラス計画にて開催します。
ミドリ・ヒロセは、パフォーマンスや女性であることを焦点にしたキュレーション、コミュニティ・アートの企画を行い、アーティストとしても活動しています。今回のトークでは、自身も運営に関わる「End of Summer」のことや、札幌滞在中の調査について発表します。
また、同時開催として、上海を拠点とするoffice339と上海近隣の江蘇省崑山市錦渓鎮という古都に昨年設立されたばかりのPoints Center for Contemporary Art(PCCA)との連携により、S-AIR アワードとして公募により選ばれ派遣された松田壯統による滞在制作報告会も行います。「死」をテーマとした滞在制作のこと、中国の古都に新設されたばかりのアートセンターでのレジデンスはどのようなものだったのか語っていただきます。
当日は、今年の「End of Summer」に参加した日本人アーティストも数名来場予定です。さまざまな角度から意見を伺うことのできる機会となりますので、皆様のご参加お待ちしております。
◆Midori Hiroseトーク&松田壯統「S-AIR Award」報告会
2018年12月22日(木)16:00〜18:00 ※入場無料
▷場所:眺望ギャラリー テラス計画(北2条西4丁目1 赤れんがテラス内5F 赤れんがテラス5階
→3階より専用EV)
ミドリ・ヒロセ | Midori Hirose
滞在期間 12月8日〜12月28日
オレゴン州ポートランドを拠点に活動するインディペンデントキュレーターであり、協働や交換プログラムを専門に、活動を行う。彫刻家、コンセプチャル・アーティストとしても活動を行う。その地域の概念や対話を反映する社会的側面を引き出しながら、表現方法の微妙な違いを捉え、サイトスペシフィックなインスタレーション作品を企画。
最近キュレーションを行ったものには、「Never Not Here | PPROT-SE」(OV Project Space/ポートランド)、「GG at the Helm」(Bronco Gallery/コロンビア・リバー・ゴージ)、「Utopian Visions Performances」(PICA TBA-Festival/ポートランド)がある。End of Summerレジデンスプログラムの運営にも関わり、Mixed Needs Plastics Collectiveの設立メンバー、FORM+ADXレジデンスプログラムの設立者でもある。
松田壯統 | Masanori Matsuda
ジュネーブ(スイス)、錦渓鎮(中国)の各レジデンスで発表。
2019年春にはポーランド日本国交100周年の展覧会(京都・ポーランド)に参加を予定している。
S-AIR Exchange Programme 2018
主催 特定非営利活動法人S-AIR
助成 文化庁 平成30年度アーティスト・イン・レジデンス活動支援を通じた国際文化交流促進事業/公益財団法人北海道文化財団/札幌市さぽーとほっと基金助成事業/札幌市文化芸術振興助成金(札幌ーポートランド交換プログラム)
協力 なえぼのアートスタジオ /Points Centre for Contemporary Art/office339 /Goldsmiths, University of London/Wales Arts International/End of Summer /さっぽろ天神山アートスタジオ