NPO法人S-AIRでは、マレーシア、クアラルンプールにあるアートスペースHOM Art Transとの連携により、同センターでのレジデンスプログラムへの参加アーティストを募集します。現代美術の文脈であればどんな分野のアーティストでも対象となります。北海道を拠点とする作家を対象にご応募をお待ちしています。
“Tropical and Snow”とは
このルートは今年開通したエクスチェンジプログラムです。ここでは、北海道を拠点とするアーティストを対象にクアラルンプールに派遣し、滞在製作をサポートするプログラムの公募を行います。
現在、北海道とマレーシアは、直行便で結ばれています。マレーシアでは「北海道」という名前のレストランがあるくらい人気のようですが、北海道民にはまだまだマレーシアの文化は知られていないように感じます。
アジア諸国の中でも、マレーシアは治安情勢も安定しており、複合多民族国家で、マレー系、中国系、インド系などや多くの先住民族が共存し、様々な宗教や文化が織り混ざっている興味深い地域です。
常夏の国マレーシアと、夏と冬に大きく季節が変化する北海道の「冬」に向けたアーティストによるエクスチェンジプログラム、“Tropical and Snow”。真冬の北海道から常夏の国へ。あなたの作品にも変化が現れるかもしれません。
◆滞在期間 2020年1月〜2月の間、30〜60日間(※日程は受け入れ先と要調整・相談の上決定。)
◆募集分野 現代美術の文脈であれば、どのアートフォームでも可
◆助成内容・条件
・ 宿泊費 HOM Art Transの施設に無料で宿泊可(エアコン付の滞在者専用シェアルーム)
- 旅費:S-AIRより札幌-マレーシア間航空運賃提供(上限あり)
- スタジオ使用 HOM Art Trans内の共同スタジオを無料で使用可
- 材料 キャンバス、絵の具、木炭等の基本的な画材については提供可能
- インターネット/ キッチン の無料使用
- レジデンス期間中に、現地スタッフと相談の上、無料で展覧会場の提供あり。
- 帰国後はS-AIRへのレポート提出と札幌市内で報告会を行っていただく予定です。
- (※この時の札幌までの旅費・宿泊費は国内であれば別途支給可能です。※要相談)
*日本国籍の方は、90日間以内の滞在であれば、マレーシアへの無査証(ビザなし)入国が認められています。
◆参加資格
- 基礎的な英会話でのコミュニケーションが可能な方で、地元のコミュニティーと積極的に交流することに関心があり、自立して活動できること。
- 北海道を拠点に活動する方(国籍不問)。
- クアラルンプールに到着する前までに、旅行保険に加入することが必要です。万が一、健康状態の悪化等の理由でレジデンスプログラムを終えることができなかった場合は、上記助成は無効となり、滞在費等係る費用すべては各自ご負担いただきます。
応募要項・申請書ダウンロード
ダウンロードは、こちらより
応募方法
書類(A4)は全て英語で作成し、ひとつのPDFにまとめ、無料のオンラインサーバー等をご利用の上、ファイルへのリンクを下記アドレスまで申請してください。
※メールに大きなファイルを添付しないでください。
締切 9/30(月)日本時間17:00 必着
申請先アドレス: submission@s-air.org
件名: 「HOM Art Transレジデンス2019応募書類〈ご自身の名前〉」
オンラインにて上記締切時到着分まで受け付けます。この日時を過ぎて到着した応募用紙は受付しません。応募用紙、資料に不備のある場合、応募方法が守られていない場合、応募は無効となります。応募書類は、基本的には英語で作成(申請書内のステートメントと滞在制作プランについては、和英併記で作成)をお願いします。必ず詳細をガイドラインで確認してください。
- 記入済申請書(PDF/Wordファイル、A4)
※ステートメントと滞在制作プランについては、和英併記 - 履歴書/CV(PDF/Wordファイル、A4)
展覧会経歴、学歴なども忘れずに記載してください。この申請で記載されている情報は、広報等の際に使用させていただく場合がありますので、あらかじめご了承ください。 - ポートフォリオ(PDF、6ページ以内)
代表する主な5点の作品(解説も含む)を紹介するポートフォリオPDFファイル
※動画の場合:ビデオファイルを、VimeoまたはYouTubeにアップロードの上、リンクをサンプルのリストに記入してください。
最終選考結果について
一次選考はS-AIR選考委員会、最終選考は連携団体により行われます。選ばれた方には、下記日程までにご連絡差し上げます。(※多くの応募者が予想されますので、個別のケースにはお答えすることができませんのでご了承ください。)
最終選考結果発表は、 10月10日頃 を予定しています。下記S-AIRブログにてご確認ください。
https://sairblog.wordpress.com/category/news/opportunities/
関連団体について
◆受入団体
HOM Art Trans
2007年にマレーシア、クアラルンプールにおいて設立されたアーティストランスペースです。ギャラリー、スタジオ、アートアーカイブなどで構成されている。
主にビジュアルアートの発展を支援および支援し、東南アジアのカウンターパートとのネットワーク化を促進するインディペンダントなアートスペースで、マレーシアの芸術を促進し、レジデンシー、芸術基金、芸術賞を通じて若いアーティストを育成することを主な目的としている。
◆派遣団体
特定非営利活動法人S-AIR
www.s-air.org
民間有志を中心に、1999年度より北海道でアーティスト・イン・レジデンス(AIR)事業を中心に活動を開始し、2005年にNPO法人となる。レジデンス事業を通して、世界と地域をつなぎ、国内外に独自のネットワークを構築していることが評価され、2008年国際交流基金地球市民賞受賞。
フルサポートによる招へい実績は、2018年度終了時までで36カ国99組を数える。また、S-AIR AWARDとして、エクスチェンジなどによる日本人作家の海外派遣も行っており、2018年度終了時、12カ国17組の実績がある。主なジャンルは美術を中心に、映画、音楽、ヌーヴォーシルクなどの招へいにも関わっている。
お問い合わせ
特定非営利活動法人S-AIR(エスエア)
060-0032 札幌市中央区北2条東15丁目26ー28 なえぼのアートスタジオ2F
011-299-1883 | info@s-air.org | www.s-air.org