S-AIR 夏期レジデンス レクチャー&オープンスタジオ開催のお知らせ

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※チラシダウンロードはこちらから

S-AIR夏期レジデンスプログラムでは、ヨーロッパのキュレーターズ・ネットワークとの連携により、スペイン・バルセロナを拠点にキュレーターとして活動するソニア・フェルナンデス・パン、そして、カンボジアのササ・アート・プロジェクツとの連携により、プノンペンでアーティストとして活動するラッチャンダナエ・エンの二人を招へい、両名によるレクチャー、そしてエンによるオープンスタジオを開催します。

バルセロナを拠点とするソニア・フェルナンデス・パンは、キュレーターや批評家としても活動しています。教会の礼拝堂を会場に、「未来」をテーマとしたグループ展『The Future Won’t Wait』、現代のドローイングのあり方を問う『Microphysics of Drawing』等のキュレーションや、アーティストたちへのインタビュー等をアーカイブするプロジェクトesnorquelの活動も行っています。レクチャーでは、これまでのキュレーション活動やバルセロナのアートシーンについて、また、日本でのリサーチ活動についても紹介します。

ラッチャンダナエ・エンは、カンボジアでも有数の現代アートのプロジェクトを実施する団体であるササ・アート・プロジェクツで、現代アートの教育プログラムを受講。その後地元のプノンペンやニューヨークでレジデンスに参加しています。カンボジアの今の社会問題を背景とした作品を主に手がけ、様々なメディアを使い表現を模索しています。
今回は、会場である北海道教育大学 アーツ&スポーツ文化複合施設 HUGにて、公開制作を開催、初日のレクチャーでは、彼女のこれまでの活動や、札幌での制作について語ります。

是非お誘い合わせの上、お越しください。

 

●レクチャー
「ソニア・フェルナンデス・パン&ラッチャンダナエ・エンによるレクチャー」
日時 8月26日(金) 18:30~20:00

 

●オープンスタジオ
「ラッチャンダナエ・エン オープンスタジオ」
会期 8月26日(金)~9月4日(日)
開館時間 12:00-20:00(火曜日定休)
※作家滞在時間 14:00-18:00

 

●会場
北海道教育大学 アーツ&スポーツ文化複合施設 HUG
札幌市中央区北1条東2丁目4番地 札幌軟石蔵
Tel  011-300-8989

 

※8/16(火) ソニアを囲みポートフォリオ・プレゼン大会&歓迎会を、さっぽろ天神山アートスタジオにて開催します!詳細は次のリンクより。
https://sairblog.wordpress.com/2016/08/10/sonia

 

 

●プロフィール

[招へいキュレーター]
ソニア・フェルナンデス・パン | Sonia Fernández Pan
1981年スペイン出身。アートを専門とした執筆や展覧会のキュレーション活動を行う。2011年から、バルセロナのアートシーンに焦点をあて、テキスト、ポッドキャスト、インタビュー等のフォ―マットによる、esnorquelというオンラインプロジェクトを進めている。キュレーターとしては、『F for Fiction』(Can Felipa, 2013)、『The Future Won’t Wait』 (La Capella, 2014-15)、『Microphysics of Drawing』 (Espazo Normal, 2015) 、『Diogenes without Syndrome』 (Hangar, 2015)などを手掛ける。2014年には、『A Brief History of the Future』の編集を手掛ける。2016年は、欧州文化首都サン・セバスティアンにおける、新進キュレーターによるプログラム「Komisario Berriak」に参加し、ふたつのプロジェクトを実施する。

連携団体> キュレーターズ・ネットワーク | Curators’ Network
キュレーターが持つそれぞれの地域の情報を相互に共有し、今後活躍が期待される外国の若手アーティストを発掘し、企画ができるような機会を設けるためのヨーロッパで設立されたネットワーク。メンバーは、今後協同で展覧会を企画できるよう、それぞれ国や地域で行われた注目すべき展覧会や作品等について情報を交換し合い、また、企画されたイベントに参加するなどして、新たなアーティストたちに出会う機会を設ける。このような活動によって、ヨーロッパにおけるアート界でより多くのアーティストが広く認知され、アーティスト、マネージメント、キュレーター等のアート関係者同士の知識や交流が促され、より持続可能で、長期的で、直接的な関係を結ぶことを目的としている。

[招へいアーティスト]
ラッチャンダナエ・エン | Rithchandaneth Eng
1993年プノンペン生。カンボジアのSETECインスティチュートのデザイン学部を卒業、ササ・アートプロジェクツが主催するホワイトビルディングで美大卒業生向けの現代アート上級コースに参加。その後、ホワイトビルディング・コレクティブのメンバーとして活動する。エンは、ビデオ、写真、立体作品やインスタレーションを用いた制作を行う。2015年には、ニューヨークのヴァーモント・スタジオ・センターでのレジデンスに参加した後、ササ・アートプロジェクツのPisaotレジデンスプログラムに参加した。これまでには、『Poetic Topographies』(ササ・バサック)、『The White Building and The City』(キャロル・シェン・ギャラリー)等、カンボジア、フランス、アメリカでのグループ展等に参加。

連携団体> ササ・アート・プロジェクツ | Sa Sa Art Projects
実験的なアート活動の実施を目的としたプノンペンの唯一の非営利アーティスト・ラン・スペース。2010年にカンボジアのアーティスト集団Stiev Selapakにより設立され、ホワイト・ビルディングと呼ばれる歴史のある賑やかな集団居住地を拠点としている。
カンボジアの地元アーティストを中心に、国内外のアーティストを招へいし、6~8週間ササ・アート・プロジェクツのスペースで暮らしながら活動を行うことができる、実験的なレジデンスプログラムを実施している。展覧会に向けた制作をすることよりも、地域における対話に焦点を置く革新的なプログラムに取り組んでいる。


S-AIR Exchange Programme 2016
〈主催〉特定非営利活動法人S-AIR、北海道教育大学岩見沢校
〈助成〉文化庁 平成28年度 アーティスト・イン・レジデンス活動支援を通じた国際文化交流促進事業
〈協力〉さっぽろ天神山アートスタジオ、北海道教育大学 アーツ&スポーツ文化複合施設HUG、Sa Sa Art Projects、Curators’ Network

 

[お問い合わせ]
特定非営利活動法人 S-AIR(エスエア)
http://www.s-air.org
060-0906 札幌市東区北6条東2丁目2-10 3F-A
011-299-1883
info@s-air.org

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