タグ: Sa Sa Art Projects

S-AIR Award: 風間天心さんカンボジア滞在記⑥

いよいよ最終回!S-AIR Award(レジデンス派遣プログラム)で、Sa Sa Art Projectsとの連携によりカンボジア・プノンペンに2018年1〜2月に滞在していた風間天心さんから、滞在記第六弾が届きましたのでご紹介します。

第一弾第二弾第三弾第四弾第五弾も併せてどうぞ。


2/17(土) 【カンボジア滞在31日目】

ミャンマーの旧首都ヤンゴンへ来ました。(今の首都はネピドー)

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同郷の友人が今年からヤンゴンで働き始めたので、職場を見せてもらいます。日本では札幌のトヨタディーラーで働いていますが、ミャンマーではこの「HTS」という会社で働くようです。「日本の会社」と「現地の会社」の共同経営らしい。

ヤンゴン市内はバイク走行が禁止されているため、移動手段は完全に「車」。しかもこの「HTS」では、ハイブリッド車の整備を専門にしています。

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S-AIR Award: 風間天心さんカンボジア滞在記⑤

S-AIR Award(レジデンス派遣プログラム)で、Sa Sa Art Projectsとの連携によりカンボジア・プノンペンに2018年1〜2月に滞在していた風間天心さんから、滞在記第四弾が届きましたのでご紹介します。

第一弾第二弾第三弾第四弾も併せてどうぞ。


2/10(土) 【カンボジア滞在24日目】

カンボジアへきて2回目のワークショップ。前回とは違って大人向けの内容なので、ワークに入る前に「水引」についての説明をします。あくまでも僕なりの切り口ですが、日本人の信仰、日常的な文化、などの話をしました。

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カンボジアの誰にとっても「水引むすび」は初めての経験です。覚えるまでの時間は、子供とそれほど変わりません。しかし一度覚えてしまえば、黙々と「結び」の作業に集中していきます。

自ら新しい結び方を作ったりして、お互いに会話をしながら手だけを動かしていく。この「無心の作業」にも意味があることを、改めて最後にお話しました。

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S-AIR Award: 風間天心さんカンボジア滞在記④

S-AIR Award(レジデンス派遣プログラム)で、Sa Sa Art Projectsとの連携によりカンボジア・プノンペンに滞在していた風間天心さんから、滞在記第四弾が届きましたのでご紹介します。

「廃仏毀釈」の逸話を題材にした自身の作品を紹介した時の地元の人たちの反応、ワークショップやインタビュー、カンボジアの現代美術事情(学生の増えている学科は…?)、プノンペンを語る上で欠かせない「ホワイトビルディング」について、カンボジアで作品を制作することの大変さなど、盛りだくさんの内容です。

じっくり読んでみてください!


2/1() 【カンボジア滞在15日目】

今日はSSAPが企画してくれた「アーティスト・トーク」です。

アーティスト・トークとは、アーティストが自分の作品や活動などを紹介しながらお話するイベントです。

6週間しか滞在できない身としては、早いうちに自分のことを知ってもらうのは大切です。

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18時からの予定でしたが、人の集まりをみて30分遅れでスタート。まずは自己紹介。僕の場合はまず、アーティストであり僧侶でもあることを説明する必要があります。

作品をいくつか紹介しながら、「信仰」をテーマに表現活動をしていることを伝えます。

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S-AIR Award: 風間天心さんカンボジア滞在記③

S-AIR Award(レジデンス派遣プログラム)で、Sa Sa Art Projectsとの連携によりカンボジア・プノンペンに滞在中の風間天心さんから、滞在記第三弾が届きましたのでご紹介します。

SSAPと、自身のスタジオがある札幌の「naebonoアートスタジオ」との比較、アンコール遺跡の物量に圧倒される様など、今回も盛りだくさんです。

※風間さんの滞在記は随時届き次第、更新予定です。


1/27() 【カンボジア滞在10日目】

僕が滞在している間、SSAPではずっと展覧会が行われています。と言っても日曜~火曜は休廊ですが。

先日サウンドワークショップを行っていた「Arnont Nangyao」の個展です。

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S-AIR Award: 風間天心さんカンボジア滞在記②

S-AIR Award(レジデンス派遣プログラム)で、Sa Sa Art Projectsとの連携によりカンボジア・プノンペンに滞在中の風間天心さんから、滞在記第二弾が届きましたのでご紹介します。

国立博物館やパゴダ巡りなど、精力的に視察をしている模様。アーティストで僧侶でもある天心さんの眼に映る、寺院とその周辺の風景をお楽しみください。

※風間さんの滞在記は随時届き次第、更新予定です。


1/22() 【カンボジア滞在5日目】

2/1SSAPで予定しているアーティスト・トークのために、通訳を紹介してもらいました。その後、僕の世話役をしてくれているDara にモバイルショップへ連れていってもらい、カンボジアでの電話番号を取得。

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S-AIR Award: 風間天心さんカンボジア滞在記①

S-AIR Award(レジデンス派遣プログラム)で、Sa Sa Art Projectsとの連携によりカンボジア・プノンペンに滞在中の風間天心さんから、滞在記が届きましたのでご紹介します。

※風間さんの滞在記は随時届き次第、更新予定です。


1/18() 【カンボジア滞在1日目】

プノンペン国際空港で直接VISAを取得して、無事入国できました。僕の滞在先はカンボジアの首都であるプノンペン市内にあります。

空港へ迎えに来てくれた El Leng と共に「トゥクトゥク」で滞在先のSa Sa Art Projects(以後SSAPに省略)」へ。

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SSAPでは、常駐している「Dara」と「Lyna」が迎えてくれ、軽く施設を案内してくれました。

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僕にはベッドルームとスタジオが与えられ、他にはギャラリースペースや事務所があります。

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SSAPのスタッフやアーティストらと一緒に夕食へ。いきなりバイクのニケツです 笑。こちらには信号があまりなくて、交差点では、ほとんど「勘」で譲り合っています。

カンボジア料理を堪能して、本日は就寝。

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さすがに雪国(-10)から南国(33)への移動は体にこたえます

1/19() 【カンボジア滞在2日目】

少し疲れが出てきたので、スタジオで荷物の整理をしてから、近場を歩いてまわりました。町を歩いてすぐに気になったのが「電線」の異常な重複。

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そして道には「歩道」という存在がありません。みんな移動はバイク(2~3人のり)車のみで、歩いている人は皆無です。むしろ歩行者が車の邪魔になっている気がしてきます。

10分に一度の確率で、「トゥクトゥク」や「普通のバイクに乗っているおっさん」に「乗ろうぜ!」と声をかけられます。

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*トゥクトゥク:三輪式のタクシー。カンボジアではバイク後部に客車を接続したタイプも。

とにかく全ての距離が近い。身体的にも、精神的にも。多くの場所が舗装されていないので、境界線が曖昧です。

そのため、人バイク動物、全てが接触スレスレで動いている感じ。行き交う人どうしの境界線もすごく曖昧で、こちらが距離をはかる間も無く、瞬時に親しみが生じます。

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1/20() 【カンボジア滞在3日目】

現在SSAPで展示しているタイのサウンドアーティスト「Arnont Nongyao」がワークショップを行うので、スタッフのバイク(ニケツ)に乗ってついて行きました。

ワークショップ会場はスタジオから遠く離れていて、いわゆる「郊外」の雰囲気。会場は普段、撮影に使われるスペースらしく、想像していたよりもずっと広いです。

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日用品などを使って、音とリズムを身体感覚で感じる「サウンドワークショップ」。

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ワークショップの準備中に、僕はちょっと外へ出て、あたりを歩きます。

近所の子供たちがサッカーをしてはしゃいでいたり、隣の商店のおばちゃんは、カップヌードルに黙ってお湯を注いでくれたり、市街地よりも更に親密な空気です。

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街並みの中に突然、だだっ広い空間が現れます。高いビルも時折現れますが、ほぼ未完成。全てが現在進行形で作られている最中です。

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夕方からはタイの映像作家「Pathompong Manakitsomboon」のアーティストトーク。

映像作家なので、同じくタイの映画監督「アピチャッポン」の名前が出たりして、過去の映像作品から文脈をたどるような内容が多く、アートに詳しくない観客は途中から少し退屈している様子でした。彼の作品は魅力的なので勿体ないな、と。

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夜は川辺にある店で打ち上げです。

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2人のタイ作家以外にもカンボジア外からアーティストが訪れていて、アジア周辺国のアーティストは頻繁に行き来して活動しているようです。

今夜はカンボジアへ来てはじめて日本人の方と会い、新たな情報をたくさん得ました。滞在中の活動にも広がりが出そうです。

1/21() 【カンボジア滞在4日目】

日曜日なので、イオンモールへ行きました。歩いて。どこのお店も日曜営業していますが、やはりイオンは家族連れで混雑していました。

1.9ドルショップで生活雑貨を購入。短期滞在者には非常に助かります。ちなみに現在、約「1(アメリカ)ドル 110(日本) 4000(カンボジア)リエル」。食事やタクシーなど多くの支払いは、ドルで支払ってリエルのお釣りがきます。

旧正月・春節(2月中旬)が近いので、いろんな飾りが売っていました。

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春節は中国のイメージですが、文化的には様々な形で中国との交わりを感じます。植物への強引な飾りつけはどこの国も同じですね。僕は嫌いじゃありません。

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ずっと気になっていたスタジオ向かいの派手なビルは「カラオケ」だそうです。

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ただし「KTV」という、いわばキャバクラのような営業スタイルのお店。はじめて知りましたが、いかがわしい雰囲気は十分に感じとれましたヨ。


※バイクの二人乗りで、スタッフとも一気に親しくなりそうですね!次回更新もお楽しみに〜!

アーティスト・トーク

16日(土)は、アーティスト・トークを行いました。

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この日は、会場であるなえぼのアートスタジオの入居メンバーによるオープンスタジオも実施しており、トーク終了後はそのままパーティーへ突入。

エヴァ・ジェルソンは、2月にS-AIR AwardでナントのLe Lieu Uniqueに派遣される、アーティストの高橋喜代史さん(naebono入居メンバー)と情報交換。

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実は彼がナントに滞在する間、エヴァ・ジェルソンはパリでのレジデンス中なのですが、高橋さんがナントに到着する頃に合わせて一度戻って来てくれるそう。

「私がナントのアート関係者にたくさん紹介してあげる!」とのことです。エクスチェンジならではの光景ですね。

なえぼのアートスタジオ(naebono)には、S-AIRのようなアーティスト・イン・レジデンスを行うアートNPOの事務所のほか、ギャラリーやアーティストのスタジオ群があり、

双方にとって良い刺激となる環境であることを実感した、展覧会&オープンスタジオでした。