2人の招へい作家の歓迎会

昨日はS-AIR事務局で、イー・リアンさんとハスリン・ビン・イスマイルさんとの歓迎交流会をひらきました。参加者は14名でした。

開催まで2時間以上あるというのに、雪を求めて札幌に舞い降りた曽根裕さんと、S-AIR柴田が意気投合し、ギターで盛り上がっていました。川上りえさんに買い出しと料理をお手伝いいただいて、バタバタと交流会が始まりました。

交流団体であるPCCA(上海)とHOM ART-Trans(クアラルンプール)について、柴田が軽く紹介した後に、ハスリンさんによるプレゼンがありました。

日本の漫画やアニメに影響を受け、油絵やドローイングから立体的なブックアートの世界に移ったり、鳴かず飛ばずの試練の時期、バイヤーからのプレッシャーとの向き合い方など…ハスリンさん自身の製作だけでなく、マレーシアのアートシーンについても垣間見えるプレゼンテーションでした。

これはハスリンさんが5歳のときの作品だそうです。
「ドラゴンボールなら見ないで完璧に描けます」日本だったらアシスタントの道からマンガ業界に入っていたかもしれませんね。

つづいてイー・リアンさんによるプレゼンです。
イー・リアンさんは上海から車で一時間ほどの、江西省宣春市生まれで、自分の作品はなんらかの形で宣春や杭州市とつながるものだと言います。

レジデンシーで一緒に滞在していた作家を空気も限られた透明の風船に入れて川面に浮かべてトークショウ、夢遊病の甥の悪夢を想像したビデオ・インスタレーションや、ビデオ・ルーム(中国では、映画館のない町ではプロジェクターを使って映画を上映するそうです)経営をする家族のちぐはぐな記憶を記録するプロジェクター的な生物のインスタレーションなど、イー・リアンさんの体験がダイレクトに反映されたダイナミックな作品作りを感じさせるプレゼンテーションでした。

「風船に入れられた作家は、酸素が薄くなったり、川面の風が強くて流されたり、彼は緊張したみたいですよ。」と微笑むイー・リアンさん。…大事故にいたらず、何よりです。

プレゼンのあとはざっくばらんに食事、おしゃべり、音楽タイム!今回は東南アジアのハラルと北海道名物のラーメンサラダを意識したビーフンサラダと、ちょっと鍋っぽい野菜一杯のスープです。

漫画好きのハスリンさんに、S-AIR柴田や川上りえさんが、鳥獣戯画や、過去レジデンシー招へい作家の漫画作品を紹介。

「これは昔の俺なんだって!」たしかに柴田さんに似てますね。

そして、2006年にICC+S-AIRの創造資源開発事業参加者で、現在フランス在住の南隆雄さんも来てくださいました。曽根さんや南さんと皆でなえぼのアート・スタジオをまわりました。

入居作家の山本雄基さん(左)と南隆雄さん(右)

中国では毎年この時期に、アーティストや収集家や美術館など500人が参加してオークションをするんだそうです。WeChatというLINEのようなチャットシステムを使って一斉に競売が始まり、今夜イー・リアンさんの作品も買い手がついたそうです。

イー・リアンさんも、ハスリンさんと同じく小さい頃に日本の漫画やアニメに触れて育ったとのことで、「あのー」「コレはなんですか?」などを覚え始め、発音は完璧です。この2日間は平仮名の発音制覇に挑戦しているらしく、交流会でも大盛り上がりでした。

今回は直前のご案内になりましたが、皆さんにお集まりいただいて、ゆったりとした楽しい夜となりました。ありがとうございます。
とくに、病み上がりでおぼつかない私の買い出しと調理を、シェルパのように助けてくださった川上りえさんに感謝いたします。
イー・リアンさんとハスリンさんも、皆さんとの出会いに刺激されて、これからの滞在製作へ向かっていくことだと思います。

ここで、12月13日~15日の二人の制作発表会となえぼのオープンスタジオの仮案内をさせていただきます!内容については、すべて仮案ですが、ご予定に加えておいていただければ、幸いです。

▶▶(仮)S-AIR Exchange Programme / naebono open studio
弊団体事務局のある、なえぼのアートスタジオは札幌を活動拠点とするアーティストが中心となって運営を行うアーティスト・ラン・スペースです。
S-AIRで今年度招へいした上海のイー・リアン氏、ハスリン・イスマイル氏の滞在制作について展覧会とトーク(最終日)を通じて発表を行います。最終日には、シメに美味しい食事と音楽でパーティをしたいと考えています。料理、音楽などでお手伝いやアイデアを出していただける方を募集します
▶日程:2019年12月13日(金)〜15日(日)時間は未定
▶場所 なえぼのアートスタジオ内2F S-AIR事務局(中央区北2条東15丁目26ー28)http://www.naebono.com/accesshttps://goo.gl/maps/EYgZgS6sBQ42※お車でお越しの際は、なえぼのアートスタジオ前の駐車場ではなく近隣の駐車場をご利用ください。

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