マリヤ手芸店の松村智恵子さん(なんと八十八歳!めでたい米寿です)にお話をお聞きしました。
1926年に創業したマリヤ手芸店、市内でも中心部のど真ん中、札幌時計台のすぐとなりにあります。
昔からクラフトの材料や日本人形などの販売、また各種手芸講習会もおこなっています。
札幌でものづくりをおこなう人であれば、知らない人はいないのではないでしょうか。
ちょうどひな祭りということで、店内3Fのクラフトギャラリーでは、雛人形の展示が行われていました。
明治や昭和初期からの古いものや、マリヤ手芸店の教室でつくられたものも並びます。
店内には、売り物以外にもたくさんの種類の人形が並べられていました。
半分趣味と言いながらも、旅行で行った先々で買い求めた人形の数々は、かなりのボリュームで見応え充分です。
創業者の本間テイさんの長女である松村智恵子さんに、お母さんの思い出や、当時のお店の様子などをお聞きしました。
三代目代表の松村耕一さんからも、当時のこのあたりの様子や市電のお話などを、お聞きしました。
マリヤ手芸店はお店兼住居ですが、同じく周りで商売などをされていた方々は、貸しビルなどにかわって次々と引っ越してしまい、すっかり寂しくなってしまったそうです。
耕一さんは、現在、札幌中心部のまちづくりにも関わっています。
戦時中に智恵子さんのお母さんがお土産として買ってきてくれたという人形を、見せていただきました。
手芸材料を仕入れに東京や京都を飛び回っていた、活動的なお母さんだったそうです。
他にも、昨年芸術の森美術館で個展が開催された笠井誠一さんが実の弟さんだったりと、おもしろい家族の歴史がもり沢山で、あっという間に時間がたってしまいました。
http://artpark.or.jp/2015/01/21/%E7%AC%A0%E4%BA%95%E8%AA%A0%E4%B8%80%E5%B1%95/
長時間ありがとうございました!
後日、智恵子さんに撮影のモデルをお願いしました、また来ます!